
ゲームストリーミング配信サービスが最近、話題だけど、どれを選べばいいか分からない。それぞれの特徴とか詳しく知りたい!!
こんなお悩みに答えます。
本記事の内容
- クラウドゲームの基本情報
- クラウドゲームを選ぶコツ
- クラウドゲーム会社を比較
- あなたにぴったりのクラウドゲームはコレだ
おすすめのクラウドゲーム配信サービス4社
▼GeForce NOW Powered by SoftBankの詳細が知りたい方はコチラ!
「GeForce NOW Powered by SoftBank」31日間無料トライアルを解説【評判・料金・レビュー】
▼詳しくクラウドゲームについて知りたい方はコチラ!
クラウドゲームとは?分かりやすく説明します
今回はクラウドゲーム配信サービスを選ぶコツを押さえつつ、おすすめのクラウドゲーム配信サービス4社を比較していきます。
2020年現在、まだ本格的なサービスをスタートしている会社は少ないです。現時点で分かっている内容からみて、上記の4つが今後定番のサービスになっていくのではないかと考えます。
それぞれの特徴や強みを1つずつ紹介していきます。
ベータ版テストがスタートしているサービスもあるので、まずは無料で試してみるのがおすすめです。
クラウドゲーム配信サービスの基本情報

いよいよクラウドの波がゲーム業界にも来ました。
2020年は「クラウドゲーム元年」になると考えられます。
これまでのPCゲームやテレビゲームといった家庭用ゲームは、数万円の「ゲーム専用端末」といったハードウェアと数千円のゲームソフトを購入して遊ぶというのが主流でした。
しかし、ゲームストリーミング配信サービスの出現によって、ハイスペックなデバイス、ハードは必要なくなります。
これからはハードウェアは「ネットに接続できるデバイス」となります。
ゲームソフトもストリーミングでの配信やネットを経由しての購入に変わってきています。
収益源も専用機の販売からサービスとしてのゲーム利用、サブスクリプション化、YouTubeに代表される動画配信プラットフォームを利用したゲームプレイのコンテンツ化などに軸足が移っていくでしょう。
インターネット環境さえ整っていれば、スマホ、PCどんなデバイスでもハードに依存せずハイクオリティなゲームが24時間365日どこでもプレイすることができます。
例えるなら、ハイスペックゲーム機を遠隔操作して、いつでもどこでも楽しめるサービスです。
そんなゲーム配信サービスの特徴は以下です。
ゲーム配信サービスの特徴3つ
ざっくりと上記の感じです。
次は、「選ぶコツ」をご紹介していきます!
ゲーム配信サービスを選ぶコツ

結論、ゲーム配信サービスを選ぶコツは以下の5つです
ゲーム配信サービスを選ぶコツ5つ
この5つを覚えておいてください。
各社本格的なサービス展開はまだなため、今後ゲームタイトルの追加発表やその他サービスの詳細の発表が予想されますので、最新情報には注意が必要です。
例えば、Google Stadiaはローンチ直前に追加のゲームタイトルの発表がありました。
最終的には無料トライアルやベータ版テストを試して決めるのが賢い選び方です。
クラウドゲーム配信サービス4社を一覧表で比較

今回ご紹介するおすすめクラウドゲーム4社がこちら
ゲーム配信サービス4社を一覧で比較してみました。
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | |
サービス名 | PlayStation Now | Nvidia GeForceNow | Google Stadia | Microsoft Project xCloud |
対応デバイス | WindowsPC PS4 | スマホ タブレット PC | スマホ タブレット PC | スマホ タブレット PC |
推奨回線速度 | 5〜12Mbps | 15 Mbps (720p/60fps) 25Mbps (1080p/60fps) | 10Mbps (720p/60fps) 20Mbps (1080p/60fps) 35Mbps (4K HDR/60fps) | 25Mbps以上 |
月額料金 | 1180円(税込)から | 無料期間あり 1800円(税抜) | $9.99 (日本未定) | 無料 |
開始時期(日本) | サービス開始済 | 2020年6月 | 未定 | 2020年内 |
タイトル数 | ◎ 400本以上 | ◎ 500本以上 | △ 約50本 | △ 4〜54本 |
画質 | ○ | ○ | ○ | 不明 |
レイテンシ(遅延) | ○ | ○ | ○ | 不明 |
以下の4つの基準でもう少し詳しく比較していきます。
クラウドゲーム配信4社を比較する基準
- サービスの特徴
- メリット・デメリット
- 口コミ(画質や操作感)
- ゲームタイトル
PlayStation Now

- 月額料金:1180円(税込)〜
- ゲームタイトル数:400本以上
- 無料期間:なし
- ジャンル:全て
月額定額制で400以上のゲームを好きなだけ遊べるサービス。ダウンロードをして、遊ぶことも出来るためストリーミングとダウンロードのハイブリッド型サービスと言えます。
ちなみに、回線速度は下り5Mbps以上が必須で、安定して遊ぶには12Mbps以上が必要となります。
月額料金の他に3ヵ月2980円、12ヵ月6980円の料金プランも選択できます。
公式HP:PlayStation Now
デメリット
- 18 歳未満は利用権購入できない
- PCにダウンロード出来ない
- ストリーミングでは画質がやや低下
- ストリーミングでは入力ラグあり
- ある程度の回線速度が必須
- タイトルは古いものが多い
メリット
- PS3のゲームが気軽に遊べる
- PS4にダウンロードして遊べる
- ゲームタイトル数が豊富
- 月額1180円(税込)で全てのゲームが楽しめる
- 毎月新しいタイトルが追加
口コミ
PS4にゲームをダウンロードした時と比べてしまうと画質は劣り、遅延があり、少々残念な結果です。
しかし、PS3のゲームについては全く違和感なくプレイ出来ます。
PCでもプレイ出来ますが、ダウンロードしてプレイすることは出来ません。
また対応デバイスがPS4とWindowsPCだけですので、通勤途中にスマホやタブレットでプレイするということは出来ません。
PS4では、ダウンロードしてプレイすることができますので、試しに気になっているゲームをストリーミングでプレイしてみて、面白かったらダウンロードしてプレイするという使い方も出来ます。
契約前に全てのゲームタイトルをチェック出来ますので、調べてから加入しても良いかもしれません。
今のところ、PS4のハード機を持っていることを想定したサービスになっております。
7日間の無料トライアルキャンペーンを以前はやっておりましたが、現在は行っておりません。
おすすめゲームタイトル
- ゴッド・オブ・ウォー
- グランド・セフト・オートV
- アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝
- inFAMOUS Second Son
- フォーオナー
- Bloodborne
- Fallout4
- BEYOND:Two Souls
- ICO
- HEAVY RAIN-心の軋むとき-
- BIOSHOCK
- シャドウ・オブ・ウォー
- バイオハザードシリーズ
- 地球防衛軍4
- グラビティデイズ
Nvidia GeForce NOW

- 月額料金:1800円(税抜)
- ゲームタイトル:海外500本以上をサポート
- サービス開始:2020年6月12日
- 無料トライアル期間:あり
- ジャンル:全て
AIの機械学習にも使われるGPUを製造販売するNVIDIAが提供するクラウドサービスです。
ゲームで遊ぶときに発生する負荷がかかるデータ処理を「GeForce NOW」のサーバー側で行った上でストリーミング配信します。
高負荷な処理ができないパソコンやタブレット、スマートフォンなどデバイスの種類を問わずに、高性能を要求するゲームがいつでもどこでも楽しめるようになります。
日本国内でのサービスはアライアンスパートナーであるSoftBankより提供される予定です。
(別途、SoftBankとの回線契約が必要というわけではございません。)
「GeForce NOW Powered by SoftBank」のベータ版テストを2019年9月から2020年初めまで行われました。残念ながら、僕は落選してしまい、参加することができませんでした。
正式なサービスの開始の発表に伴い、無料期間や月額料金についての発表もされました。詳細は以下です。
ゲームタイトルは個別に購入が必要なことを鑑みると、月額料金は少し高い印象を受けます。
月額料金のみで遊べる無料タイトルにもよりますが、ちょっと考えものです。
ただ、無料期間が設けられているので、登録をして試しにプレイしてみるというのは非常にオススメです。
無料期間中なら、料金は発生せず、いつでもキャンセル可能とのことですので、試しにやってから決めるという考え方でいいと思います。
今なら本登録完了後から31日間、全ユーザー無料で利用することができます。
デメリット
- ゲームの購入が出来ないため、他のゲーム配信プラットフォームでタイトルを購入する必要がある
- Steam,Origin,Epic Games Store,Uplayなどでゲームを所有する必要がある
- iPhoneでの利用ができない(Androidは対応)
メリット
- 対応デバイスが多い
- 基本無料ゲームが用意されている
- 過去にゲーム配信プラットフォームで購入したゲームがプレイ可能
- タイトル数が豊富
- プレイ動画をビデオ共有サイトにアップロード可能
口コミ
画像処理技術に強みを持つNVIDIA製GPUを使うサービスのため、高精細、高解像度のゲームが楽しめると期待できます。
おすすめゲームタイトル
- フォートナイト
- Conan Exiles
- Darksiders III
- Darksiders II Deathinitive Edition
- DARK SOULS REMASTERED
- DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN
- DARK SOULS III
- Destiny 2
- Dead by Daylight
- DYING LIGHT ENHANCED EDITION
- Kingdom Come: Deliverance
- Metal Wolf Chaos XD
- SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE
- This War of Mine
- World of Tanks …etc
- ※2019年12月2日時点
- ※日本の環境で動作が確認できているタイトルです。
▼「GeForce NOW Powered by SoftBank」の詳細が知りたい方はコチラ!
「GeForce NOW Powered by SoftBank」31日間無料トライアルを解説【評判・料金・レビュー】
Google Stadia

- 月額料金:Stadia Pro 9.99ドル (Premiereエディション:129ドル)
- ゲームタイトル数:約50本
- 無料期間:2020年4月8日〜(2ヶ月間)
- ジャンル:RPG,アクション,スポーツetc
StadiaはGoogleが2019年から新たに始めるゲームストリーミングサービスです。米国を含む14カ国(日本は含まず)で11月19日にスタートしました。
国内でのサービス開始時期は未定です。
2020年サービスを開始している地域
- アメリカ
- イギリス
- ノルウェー
- スペイン
- スウェーデン
- イギリス
- ベルギー
- フィンランド
- カナダ
- デンマーク
- フランス
- オランダ
- ドイツ
- アイルランド
サービス当初から利用するには、サービス開始地域にて、公式コントローラーとChromecast Ultra、3カ月分のStdadia Proの権利が付いて129ドルのPremiereエディションを購入する必要があります。

今後は、こうしたエディションを購入しなくても月額9.99ドルで利用できるようになる見込みです。
2020年4月8日には、無料プランの提供を欧米14カ国の市場で開始しました。すでにサービスを提供中の14か国では、特典ゲーム9本を含む Stadia Pro を2か月間、無料で遊べます。
公式HP:Google Stadia
特典ゲームは以下です。
Google Stadia特典ゲーム
- Destiny 2: The Collection
- GRID
- Gylt
- SteamWorld Dig 2
- SteamWorld Quest: Hand of Gilgamech
- Serious Sam Collection
- Spitlings
- Stacks on Stacks (on Stacks)
- Thumper
購入したゲームについては無料期間以降も遊べるため、実質的には当初より予告していた無料プランが開放されたことになります。
詳しくはコチラ→「Play Stadia Pro for free, starting today」
Google Stadiaは、Androidスマートフォンやタブレットに加え、Chromecastを接続したテレビ、そしてWindows/macOS/Linuxを搭載するPCからはブラウザー「Chrome」経由でプレイでき、対応デバイスはストリーミングゲームサービスの中でも最も多岐にわたります。

サービス開始と同時に発売された公式コントローラーの「Stadiaコントローラー」には、「シェアボタン」が搭載されており、ボタンを押すだけでYouTubeへのライブ配信が可能です。
今までのゲームライブ配信は、専用のハードウェアやソフトウェアを利用する必要があり、一般ユーザーにはなかなかハードルが高かったですが、ボタン一発でできることで、手軽にライブ配信が楽しめ、ゲーム配信コミュニティの活性化も期待できます。
デメリット
- ゲームタイトルが約50タイトルと少ない(順次タイトル数を増やす見通し)
- サービス地域が限定的(2020年4月)
メリット
- グラフィック処理性能が非常に高い
- 対応デバイスが多い
(「Chrome」が搭載されているデバイスならプレイ可能) - YouTubeとの親和性
ボタン一つでライブ配信が可能
リンクからゲームに直接ジャンプ可能
4Kで再生すると同時に、4Kライブストリーミング可能
ライブ配信中のゲームに参加できる「Crowd Play」という機能がある - 画面分割マルチプレイが可能
- 無料プランの提供がスタート(2020年4月)
口コミ
ワシントン・ポストのゲーム部門レポーターGene Park(@GenePark)氏が、Stadiaの入力遅延(input lag)の検証映像を公開しました。
動画を見る感じだと、レイテンシが少し気になります。
Stadiaサービス開始時のタイトルラインナップ

- Assassin’s Creed Odyssey
- 進撃の巨人2 -Final Battle- ☆
- Destiny 2: The Collection(Stadia Pro)
- Farming Simulator 2019 ☆
- FINAL FANTASY XV ☆
- Football Manager 2020 ☆
- GRID ☆
- GyltJust Dance 2020Kine
- Metro Exodus ☆
- Mortal Kombat 11
- NBA 2K20 ☆
- Rage 2 ☆
- Rise of the Tomb Raider
- Red Dead Redemption 2
- SAMURAI SPIRITS(Stadia Pro)
- Shadow of the Tomb Raider: Definitive Edition
- ThumperTomb Raider: Definitive Edition
- Trials Rising ☆
- Wolfenstein: Youngblood ☆
注)☆マークは2019年11月のStadiaローンチに伴って、追加されたタイトルです
現在プレイ可能タイトル数は、約50タイトル。2020年内に120本以上のゲームを提供する予定。
Microsoft Project xCloud

- 月額:無料
- サービス開始:2020年内
- タイトル数:4本〜54本
- ジャンル:RPG、スポーツ、アクション、格闘
詳細やスケジュールは、まだはっきりとしませんが、クラウドゲーム市場では圧倒的優位な地位を築き上げる最有力候補です。
すでにゲーム市場ではxboxに裏付けられた実績があることや、なんと言ってもクラウド技術は他が真似できないほどの技術力を誇ります。
マイクロソフトの考えるクラウドゲームは、あらゆるデバイスで、いつでもどこでもゲームがプレイできるというコンセプトです。
ゲーム人口を増やして、ソフトの売上収益の増加を狙っています。
日本国内でも、2020年11月18日よりプレビュープログラムを提供しています。
興味がある方は試しにテストに参加してみても良いかと思います。
公式HPからプレビュープログラムに申し込みが可能です。
デメリット
- タイトル数が少ない
- ソフトの購入や別のサービスへの加入が必要
メリット
- スマホやタブレットでもプレイ可能
- 月額料金無料
- クラウドサービスに強み
口コミ
E3 2019ではマイクロソフトは「バイオハザード7」や「Halo 5」、「ギアーズオブウォー」、「Forza Horizon 4」でXboxゲームを実際に体験できる体験ブースを設置していました。
デモではMicrosoft TheaterにあるWi-Fiを経由し、約400マイル(約650km、日本でいえば東京の品川から青森くらいまでの距離)離れたAzureデータセンターに繋げてゲームをプレイしました。
それだけ離れている割には、遅延は僅かであったそうで、優れたクラウド技術が確認できます。
おすすめゲームタイトル
- ACE COMBAT™ 7: SKIES UNKNOWN
- ARK: Survival Evolved
- Dead by DaylightTekken 7
- Devil May Cry 5 (with Red Orbs)
- Haloシリーズ
- West of Dead (BETA)
あなたにおすすめのゲーム配信サービスまとめ(タイプ別)

結局、どのゲーム配信サービスが自分にぴったりなの?という方のために、タイプ別でおすすめゲーム配信サービスをご紹介します。
タイプ別のおすすめクラウドゲームは以下です(2019年11月)
- 色んなゲームをプレイしたいなら:PlayStation Now、GeForce Now
- 画質にこだわりたいなら:Google Stadia、GeForce Now
- スマホ、タブレットで楽しみたいなら:Microsoft Project xCloud、Google Stadia
- 基本無料で遊びたいなら:GeForce Now
- TVで楽しみたいなら:Google Stadia、PlayStation Now
今後、各社、無料のトライアルキャンペーンやベータ版テストの案内が考えられます。
本格的なサービス展開が始まるまでは、最新の情報をチェックする必要がありそうです。
コメント