FACT FULNESS(ファクトフルネス)の「分断本能」について

LIFE

先日ファクトフルネスという本を読みました。

人間に組み込まれた本能が「思い込み」によって行動をとってしまうことを分かりやすく解説している本です。

そして「思い込み」によって世界を正しく認識することを難しくさせているという内容です。

今回はファクトフルネスの中に出てくる「分断本能」について深掘りしてみたいと思います。

分断本能とは

簡単に「分断本能」をまずは説明します。

人は誰しもさまざまな物事や人々を2つのグループに分けないと気がすまないです。

そして2つのグループのあいだには決して埋まることのない溝があるはずだと思い込みます。

たとえば世界の国々や人々が「金持ちグループ」と「貧乏グループ」に分断されているという思い込みもそうです。

分断本能とは、「あらゆるものには2つのグループが存在していて、その両者は決して埋まることのない溝が存在している」と思い込んでしまうことです。

あくまでも本能的に思い込んでしまうというところがミソです。

分断本能という思い込みがもたらす弊害

「分断本能」があるのはわかりましたけど、何で悪いんですか?

その答えとしては、思い込みによって「間違った認識を持ってしまい、真実や事実を分からなくさせてしまうから」です。

多くの場合、実際には「完璧に分断された世界」なんてのは存在しません。
ですが、頭の中で我々は本能的に分断した世界を作り上げてしまっているんです。

間違ったことを正しいと思い込んでしまうことがいかに危険かですよね。

分断本能への対処方法

そんな分断本能と正しく付き合うポイントは3つです。

「分断本能」が潜む話を見分けるポイント
  • 平均の比較
  • 極端な数字の比較
  • 上からの景色

分断を誇張し、分断本能を刺激するような話を見分けるには3つの注意すべきポイントがあります。

それぞれざっくりと紹介します。

「平均の比較」に注意しよう

平均は非常に便利なツールです。

「平均」のメリット
  • 素早く伝えられる
  • 単純化できる
  • わかりやすくできる

平均を使いこなさないと現代社会はうまく回りません。

しかし、情報を単純化すると見えなくなるものも多いです。
単純化によって見えなくなるものが出てきた場合は、分布を調べるのが良いです。

分布を調べてみると、2つのグループに重なりがあり、分断などないことが多いです。

「極端な数字の比較」に注意しよう

人や国のグループには必ず、最上位層と最下位層が存在します。
最上位と最下位は、よくニュースや報道で取り上げられることが多いです。
2つの差が残酷なほど不公平な時もあります。

しかし多くの場合は、大半の人や国はその中間にいます。

それをしっかりと認識すべきです。

「上からの景色」であることを思い出そう

高いところから低いところを正確にみるのは難しいです。

たとえば、東京タワーやスカイツリーから下を見下ろすと、低い建物の高さの違いがわかりにくいですよね。

どれも同じくらい低く見えるけれど、実際に建物に近づいてみると全然違う高さだったりします。

年収1000万円稼ぐ人は、年収200万円の人と年収100万円の人との違いは分からないものです。
しかし、年収200万円の人と年収100万円の人が、お互いに比べ合うと全然違うことが発見できます。

実生活での考え方

実生活でも「分断本能」をくすぐられる場面は頻繁に遭遇します。

そんな時は、分断本能と正しく付き合うポイントを押さえて過ごすことが重要です。

以上です。

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