できる上司のマネジメント能力【価値観を受け入れて、3つのスキルを磨くべし】(能力向上)

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マネージャー
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「部下のマネジメントがうまくいきません」

「部下がすぐに会社を辞めてしまいます」

「部下からの信頼を高めたいです」

「部下のパフォーマンスを上げたいです」

「部下とのコミュニケーションで悩んでます」

こんな方におすすめの記事です
  • 部下や後輩のマネジメントや付き合い方に悩まれてる方
  • 10代から30代までの部下や後輩をお持ちの方

実体験から反省

僕は以前、新入社員のメンターをした経験があります。

結果的にその新入社員は半年で辞めてしまいました。メンター失格です。

仕事を辞める理由は様々ありますし、上司がどうにもできない理由ももちろんあります。

しかし、「職場の人間関係の問題が原因」でストレスを感じたり、悩んだりして仕事をやめていってしまうような社員を作らないようにするには、自分自身何かできることはないかと考えるようになりました。

実体験から反省をし、自分自身が部下に対して改善できることがあれば実践しようと考えました。

改善できることを調べていく過程で、興味深い話があったのでまとめておきたいと思います。

結論を先に述べると、

あなた(上司)のレベルが上がれば部下はやめません。むしろ部下のパフォーマンスを上げることも可能です。

仕事や職場の悩みで一番多いのは「職場の人間関係」

厚生労働省のアンケートによると「仕事、職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスがある」と答えた労働者 61.5%です。

なかでも一番多いのが「職場の人間関係の問題」が35.1%です。

仕事、職業生活に関する強い不安、悩み、ストレス

[参照:仕事と生活の調和に関する検討会議 厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/index.html

職場の人間関係の問題を改善するにはコミュニケーションによって解決ができます。

逆にいうとコミュニケーションが上手く取れないと職場の環境は悪化するということです。

コミュニケーションの問題はなぜ起きるのか?

コミュニケーションの問題は、「価値観の違い」から生まれます。

では価値観とは何か

それは過去の体験からきています。

結論:「価値観は受け入れる」です。

過去の体験が同じ人は世の中にいません。

価値観の統一は無理です。価値観は受け入れるしかないです。認めるしかないです。

暴力などで価値観を統一することは可能かもしれませんが、現代社会とかく日本では不可能です。

ですので、あらゆる人の価値観を受け入れましょう。部下の価値観も認めるしかないのです。

価値観は年代によって違う

価値観の違いは年代によって違います。大人になるまでの間に満たされなかった経験や重要とされていたものから価値観を形成しています。

年代別に分けると以下になります。

年代別の価値観
  • 70代以上「食べ物」
  • 40代から60代「お金」
  • 20代から30代「存在

70代以上の人は、昔の体験から食べ物の価値観が高いです。

40代から60代の人は、高度経済成長期にトレーニングを受けた世代のためお金の価値観が高いです。ちゃんとお金で評価されるなら実績を出します。

では、現場でバリバリ働いている現役世代の20代から30代の方の価値観はなんなのかというと「存在」です。

より高度な価値観へとレベルが上がってきています。精神的なレベルまでレベルが上がってしまったんです。

20代から30代の世代は、自分は何のために生まれてきたのかを感じたいのです。

この世代の特徴としては以下です。

20代から30代の価値観・特徴
  • 他人から必要とされたい
  • 物質的なものに価値観を感じなくなってきている
  • 食べ物やお金に困った体験があまりない
  • お金だけでは頑張れなくなってきた
  • 社会のためや人のためになっていると感じたい

20代から30代の部下をお持ちの上司は、今まで以上にレベルアップをしなければ、価値観を受け入れることができなくなってきたということを認識することが大事です。

今までは「食べ物」や「お金」で価値観を計れていましたが、現代社会では通用しなくなっていることを理解し、新しい価値観に対応するために行動を取らなければいけません。

それでは、それぞれの価値観を受け入れるスキルを身につけるにはどうすればいいかを以下でまとめます。

部下から慕われるマネジメントスキル

部下から慕われるマネジメントスキルとして代表的な3つのスキルは以下です。

部下から慕われるマネジメントスキル
  • 聴き力
  • 洞察力
  • 承認力

以上の3つのスキルを身につければ、20代から30代の部下をお持ちの上司の方々はコミュニケーションにおいて、部下との信頼関係を劇的に変えることが可能です。

それぞれまとめていきます。

聴き力

聴き力にもパターンが3つあります。

  1. 全身で聴く
  2. 答えを持たずに聴く
  3. 相手の声にならない声を聴く

以上の3つです。

①全身で聴く

「全身で聴く」とは、話している相手が「うわーこの人めっちゃ聞いてるわー」と思ってもらえる行動を取ることです。

自分が相手の話を分かったじゃダメです。相手に伝わらないと「全身で聴く」ということはできていないのと同じです。

全身で聴くということができれば、部下は初めて受け入れられているとか、ここにいることの存在を感じることができます

そういった心の報酬を相手に与えることができればOKです。

「全身で聴く」の具体的な方法は大げさな行動です。

相槌とか表情とか首を上下に振るとかを大げさなくらいやったほうがいいです。

なかでも強力な方法としては「メモを取る」です。

部下からの話をメモにとると、部下は上司から心の報酬を受け取ることができます

部下が報・連・相が出来ないのは、上司に話しを聴いているを伝えるスキルがないからです。

②答えを持たずに聴く

前提条件:人は本音を言わないもの

基本的に人は本音を言わないものです。本音を言うか言わないかは環境が決めます

「否定されそうと思うと人は本音を言わない」

「否定されそう」というのがポイントです。否定されるされないの問題ではなく、「否定されそう」と思ったら、人は本音を言いません。

本音を聴き出すためには、否定しないことです。間違っていると思っても受け入れるようにしましょう。

実は仕事以上にプライベートの問題って重要です。人生とか生き方においては仕事以上に重要です。

そう言った普段は口にしない本音を聴いてあげないと絶対に仕事の能率は上がらないと思います。

答えを持たずに、否定をせずに部下の話を聴いてあげることを心掛けましょう。

次第に本音を口に出してくれます。

能力が高い人や経験値が豊富な人ほど出来ないものです。

理由は以下です。

「解決策が頭にすぐ浮かんでしまうから」

優秀な人はすぐに解決策が浮かぶので、「答えを持たずに聴く」ということが出来ません。

そんな時は以下を気をつけましょう。

答えが浮かんでも、「言わない」です。

頭に解決策が浮かんでも声に出さずにグッと堪えましょう。そうすれば自然と「答えを持たずに聴く」ということが出来ます。

③相手の声にならない声を聴く

3つ目のパターンは「相手声にならない声を聴く」です。

だんだん難易度が上がってきました。難易度が高すぎて出来ている人は、ほとんどいません。むしろ出来ていると思っている人は勘違いです。出来ていると思い込んでしまっているだけです。

人は自分の感情や思っていることを全部言語化出来ないものです。言語で今の状況を全て完璧に伝えることは不可能です。

ですので、相手は自分の思いや考えを言葉に出来ていないであろうと思って聴くことが大切です。

難易度が無茶苦茶高いスキルなので、これから身に付けて行くという感覚のほうがいいかもしれません。

身に着ける上でのトレーニングはたった一つです!

「相手の顔の表情筋を観察する」

表情筋を見るトレーニングをしましょう。人間の顔の筋肉は、およそ30種類あると言われています。

微妙な心の変化や気持ちというものが顔の表情筋に現れます。

その変化や表情を見るトレーニングを普段からすると「相手の声にならない声を聴く能力」を鍛えることが出来ます。

相手の声にならない声を聴くことができるようになれば、部下が考えていることや悩みや心配事というものに一早く気づける上司になれます。

すぐには出来ないですが分かってくるので、日々トレーニングです。これから部下と話す時、表情筋を見る癖をつけるようにしてみてください

洞察力

価値観を受け入れるスキルの2つ目は、洞察力です。

洞察力とは観察しただけでは分からないものを見抜く力です。

上司は部下の気持ちや状況を見抜く洞察力が必要です。自分のことをわかってくれていると部下に思われると、信頼関係が向上します。

鍛えるためのトレーニング方法は以下です。

漫画の吹き出しの中に言葉を入れるトレーニングをする

部下に何か命令や仕事をお願いした時に、相手の頭の中を勝手に想像して、セリフをつけるのが良いです。

トレーニングですので、最初はうまく出来ませんが、継続すれば身に付けることが出来ます。

承認力

20代から30代の人たちの価値感は「存在を認めて欲しい」です。心の報酬を与えないといけないのです。心の報酬を与えるには承認が一番報酬になりやすいです。認められたいと思っていない人はいないからです。

承認力=心の報酬を与えられる人に成れる

承認力を極めれば、ほぼマネジメントを極めたのとイコールです。

5つの承認力をトレーニングすればOKです。具体的にまとめます。あとの承認力になればなるほどレベルが上がります。

結果承認

結果承認とは、いわゆる一般的な「褒める」というものです。仕事の成果や実績を認めることです。大体の上司が出来ていると思います。

プロセス承認

結果までのプロセスを認めることです。なぜその結果を出せたかのプロセスを褒める。

男性よりも女性はプロセス承認を求める傾向があります。

女性の部下がいる場合プロセス承認までやるのがベストです。

結果承認+プロセス承認をセットがありだと思います。

行動承認

結果を出してないのに褒める。

具体的な例は以下です。

  • 毎日の掃除頑張ってるね
  • いつも最初に会社来るの君だよね

行動承認は、エネルギーが上がります。継続していればやがて結果が出てきます。

意識承認

結果も行動もないのに褒める。意識について承認する。

例えば部下が、モップを出しっ放しにしていたら一言

「掃除しようとしてたの?偉いねー!」

やろうとしていた意識に対して認めることです。

存在承認

存在だけでも認める。

「今日も会社に来てくれてありがとう、君が来てくれて嬉しいよ」

意識承認や存在承認は基本的にはできてないしできないものです。上司は認めるということをできていると思っていますが、部下は足りてないと思ってしまう。

部下は、結果やパフォーマンスが出ていない時こそ心の報酬(承認)が必要です

心の報酬を与えるとエネルギーが上がるので部下のパフォーマンスが上がります。

上司の力が必要なのはどういう時でしょうか?

上司の力が必要なのは部下が上手くいってない時こそ必要です。要するに結果が出ていない時やプロセス(行動)が上手くできていない時こそ必要としているということです

結果やパフォーマンスが良い時しか、結果承認やプロセス承認は出来ませんが、意識承認や存在承認はいつでも出来ます。

いつでもどんな時でも、部下に心の報酬を与えられる上司に成れるように行動を取っていくのが良いと思います。

まとめ

マネジメントスキル向上のために、日々のトレーニングを心掛けて、取り組んでいきます。

以上です。

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